委員会の紹介

 

 


  北京仲裁委員会(略称北仲、BAC)は1995年9月28日北京で創立し、『中華人民共和国仲裁法』により、仲裁という形で、平等主体である公民、法人及びその他の組織間において発生した契約紛争とその他の財産権益紛争を解決するための仲裁機構である。
  北仲は創立から今まで、仲裁機構の独立性を堅持し、プロの標準で才徳兼備なエリートを選抜、育成し、国際化標準で仲裁規則と仲裁員守則を制定し、多元化方式で紛争を解決する一連の試しを行い、仲裁業務を発展させてきた。

 優秀なチーム

  北仲主任は有名な法律学者江平教授が五期再任している。副主任と委員は十数名法律、貿易、金融等領域の経験を備え、徳望が高い専門家と学者が担当して、社会に影響力があり、開拓精神を持ちリーダーチームである。
  北仲事務室は北仲の常設機構である。秘書長が指導、委員会決議と日常事務の処理を担当する。北仲事務室の事務員は皆国内外の有名な大学法学科から卒業し、堅固な法律基礎と抜群の総合素質を備え、英語、フランス語、韓国語、日本語等の言語を精通し、いろんな国と地域からの当事者に効率と品質のあるサービスを提供する。
  北仲は現在336名の法律を精通し、経済や貿易などの領域で専門知識を備え、道徳品行良好の国内外専門家と学者の仲裁人を雇っている。彼らは13個の国と地区から集めてきた。その中で香港と台湾からの仲裁人が11名、外国からの仲裁人が53名である。全員の中に、株券、証券、会社設立法専門家が130数名、建築工事専門家が80数名であり、それ以外、仲裁人の専門領域は金融、国際貿易、不動産、知識所有権、フランチャイズ、レンタルなどにも至って、さまざま複雑な経済紛争の解決に仲裁サービスを提供できる。

 国際化の仲裁規則

  当事者は仲裁事項、仲裁適用法律と規則について、合意することができる。

  当事者が仲裁機構を指定していない場合、北仲の『仲裁規則』を適用すると合意したら、北仲に紛争を仲裁することを合意したとみなす。

  当事者は北京以外の場所で開廷審理を行うことを合意することができる。

  国際商事事件の当事者は北仲仲裁人名簿外から仲裁人を選定することができる。

  当事者が仲裁廷の司会で調停することができる。国際商事事件の当事者は調停失敗の場合、仲裁人の交替を請求することができる。

  当事者は仲裁手続中、『北京仲裁委員会調停規則』により北仲に調停員の調停を申し立てることができる。

  仲裁人の情報開示制度を規定している。

  仲裁人が仲裁判断書に署名しない時、その意見を判断書に添付して当事者に送達する

  国際商事事件の仲裁廷は如何なる状況下でも、有効な契約条項に基づき、また商事慣例を考えた上で判断をしなければならない。

 進化し続ける制度

  北仲『規程』より:北京仲裁委員会主任と職員は仲裁人の担当を禁止されてる。副主任と委員は双方選定する状況のみ、仲裁人の担当が認可される。
  北仲『仲裁人規則』より:仲裁人は北仲仲裁事件の代理人を担当することを禁じる。
  北仲は国内仲裁機構の中で一番真っ先に『仲裁人任用管理方法』を制定し、公開、透明、専門素養を重視する選抜標準を採用する。それと同時に仲裁人育成制度を創設して、仲裁人訓練に参加し、審査に合格することが仲裁人を優先選抜と指定の条件となる。そのため、仲裁人の品質が保障できる。
  北仲は国内仲裁機構の中で一番真っ先に『北京仲裁委員会による仲裁の効率を高めることに関する若干規定』と一連の事件処理規範を制定して、仲裁人が選定/指定を受ける、情報開示、開廷前準備、文書作成、審理期限の延長、鑑定等のコーナーにかかる時間や重要事項を明確の要求を提出し、当事者によりよく優秀なサービスを提供する。
  北仲は仲裁人を名簿に入れない制度を実行している。『仲裁人規則』及び『仲裁人任用管理方法』に公正、独立に関する規定を違反した仲裁人は事実を調査、確認する前に、仲裁人名簿には入れない。

 発展中の多元化紛争解決構造

  北仲は国内初で単独に『調停規則』を制定し、『調停人名簿』を設置している。仲裁手続から独立した調停手続を創設するには、いくつか大きな優位を具えられる:

  当事者の自由意志を強調する;

  受理範囲は書面契約に拘らない;

  調停人推薦制度を実行する;

  手続き秘密、素早さと柔軟度;

  費用透明、コストが低い;

  仲裁から独立しながら、仲裁と関連する。

  当事者は北仲が制定した『建築工事紛争審議規則』を選択して適用することができる。該当規則はDAB、DRB、CDB紛争解決方法の内容が含め、紛争解決構造の多元化を推進する。

 今迄の成果

  北仲の受理事件は1995年の7件、紛争金額4400万から、2007年の1863件、紛争金額76.8億(2006年は2463件、紛争金額104億)になった。
  北仲が受理する国際仲裁事件は急速に増加し、2004年末から2008年初まで、3年間162件を受理してきた。
  2008年3月25日まで、仲裁委員会が審結した仲裁事件は11502件で、受理事件(12534件)の91.7%である。中に裁判所から判断書を取り消し(部分取り消しを含め)された事件は41件、再仲裁と裁定された事件は15件、不執行された事件は21件で、審結総件数の6‰となる。全ての事件は仲裁廷を構成してから審結まで平均70日弱かかる。

 先端施設

  北仲は北京CBD(中央商務区)中心の招商局ビールにあり、交通便利、一流執務施設を備え、優雅なる環境に囲まれる。北仲は現在7千uのオフィス用物件と70台の駐車位置を持ち、二つの国際会議室と十五個仲裁ホールにはデジタル化マルチメディアと遠距離会議用通信設備を添えて、異境開廷、調停、育成訓練などが実現できる。ほかに、二つの国際会議室と三つの仲裁ホールには同時通訳設備も添え、国際仲裁会議、仲裁人サロン、仲裁人育成訓練、国際商事仲裁事件の受理要求に対応できる。北仲は専門仲裁執務オートメーションシステムを開発し、即時メッセージ通知、ネット執務システムなど、電話、携帯メール、メールなど通信手段で急速メッセージを伝達する機能を実現する。

 人間性サービス

  北仲は専門人員と一流設備に頼って、各国の当事者に人間性の機関サービスを提供する。中に、情報を提供、心地よく環境設備、素早く効率的な事件処理ヒントなどを与えることができる。

 
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